闘病生活について3

再発の宣告は残酷だった。

がん宣告より再発の宣告の方がショックだ。

初回のがん宣告後は当然ショックだ。

しかし、何とか治そうとハイテンションな気持ちで乗り切ることができる。

脱毛、吐き気、生活の制限、、、

もう、こんな思いは繰り返したくないという一心不乱の想いである。

しかし、再発後のがん宣告は今までの努力を否定される気持ちになる。

あれだけ頑張って耐えてきたことは何だったのかと。

「再発」ではなく、「難治」という宣告は更に私を追い込んだ。

入院まで時間があった。

毎晩、飲めないお酒を飲んで荒れた。

妻にだいぶ心配をかけたと思う。

家族もさすがに疲労感が出てきた。

会社も同じである。

社長が1年いなくて、やっと戻ってきた矢先にまた再発。

私はさすがに進退を考えた。

次の治療は大量抗ガン剤+自家造血幹細胞移植である。

少なくとも半年間は入院を主体とした治療が必要である。

今度はゴルフはできないだろう。わかっていた。

こんな流れである。

(2週間入院+1週間退院 ×3クール)を薬が見つかるまで最大5回繰り返す

幹細胞採取→大量抗ガン剤+自家造血幹細胞移植

結局、1回目の薬で見つかった。入院時にトレーニングを行うことにより(1日病院内で3000歩+筋トレ)退院時の体力回復期間をゼロにすることが出来た。

普通は1週間寝たきりで再入院するらしいが、私は退院の日に買い物をして帰ったり会社に行ったりすることが可能となった。

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